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「マシュマロテスト」と「子供の耐える力」

みなさん、こんにちは、ラオ先生です。
毎日お勤め・家事、お疲れ様です。今日も大変でしたね。
さて今日は、「自制心」についてお話したいと思います。
アメリカ・スタンフォード大学のウォルター・ミシェル博士が行った「マシュマロテスト」。耳にされたことありますか?
幼児を集めてマシュマロを目の前に置き「今から先生は少しこの部屋を出るけど、それまでマシュマロを食べずに待っていられたら、もう1つマシュマロあげるね」と言って部屋を出た結果、子どもたちがどう行動するか。
先生がいなくなった後すぐにマシュマロを食べてしまう子・しばらく迷って我慢しているけど、結果的に食べてしまう子・先生が戻ってくるまで待っていられた子。
その後の追跡調査で、欲求を抑えられるその自制心と意思の強さの強弱が、その後の学業成績や社会的成功に大きく左右されることが分かったのです。
お子さんの4歳頃を振り返ってみてください。上のどれに当てはまりそうな子でしたか?
ホンマでっかTVに出ている脳科学評論家の澤口教授をご存知でしょうか。ご縁があってお話する機会があったのですが、彼の著書でも講演でもTVでも車内でも彼は「人の脳は3歳まででその大抵が決まる。8歳までには確実に固まる」と言っています。
ですが、体を鍛えることができるように、脳も鍛えることが出来るとも話してくれました。
さて、脳科学と心理学とは、大きく関連する部分が多いことはご周知のとおりです。子育てや学習面において密接に関わってくる部分があります。
特に「自分の意志」という部分です。
みなさんはこれまで、さほど必要でもないのに「つい買ってしまった」「つい食べてしまった」「作るの面倒だから外食で済ませちゃった」といった経験、ありませんか?
白状すると、私もあります…(しかも多々)。
これ、実は子育てや学習面に役に立つんです!
例えば節約をしている時、例えばダイエットをしている時。
さほど必要でもないのに「セール」という文字を見たらつい買ってしまったり、美味しそうなスイーツがあったらつい食べてしまったり…。私の周りには誘惑がいっぱいです(笑)。
うっかりしてしまうこの行動ですが、これらはすべて「自分の意思」から出来ています。
これを心理学ではウィルパワーと言ったりしますが、つまりは自己コントロールがどれだけできるかというもので、これは

1.やらない力 2.やる力 3.望む力

の3つで構成されていると言われています。

上記の例のダイエットで表すと

1.やらない力=ケーキを食べないこと 2.やる力=ノンカロリーのゼリーを食べること 3.望む力=「〇〇までに何キロにまで落とす!」という目標

ですね。

式に表すと、③=①+②ということになります。
親を何年もやっていると、子どもが言うことを聞かなかったりした時に「叱ったらいけないと分かっているのに、ついカーっとなって叱ってしまうんです‥」といったお話をよく伺います。
そのお気持ち、本っっ当によく分かります。自分が子どもの頃、親の言うことを聞かない時なんて何万回もあったはずなのに、自分の子どもの事となると、それをうっかり棚の上に上げて叱ってしまうものなんですよね。そして叱った本人が毎回自己嫌悪に陥るんですよね。。。
しかし、上記の自己コントロールが出来るようになると、子どもに対してイライラしなくなり自己嫌悪がなくなります。そして自分に自信が持てるようになります。
そしていつの間にか目標達成できるようになります。穏やかな気持ちになります。

親の状態が一番子どもに影響を及ぼす(感染する)ので、いつの間にか子どもにもウィルパワーが身についていきます。

「つい。」

私たちが「つい」甘いものを食べてしまうように、私たちが「つい」キッチンの換気扇の掃除を後回しにしてしまうように、子どもたちも「つい」ゲームをしてしまうんです。
分かっていながら「つい」勉強を後回しにしてしまうんです。いわんや彼らは大人ではなく、まだまだ子どもですから、大人以上に「つい」の数は多いことでしょう。

その「つい」を少なくしてゆくためには、

・まず我々大人がウィルパワーを持つ   ↓ ・子どもに感染する   ↓ ・「つい」が減る


という構図を極力忘れないようにすることが大事になってきます。
子どもがウィルパワーを持つようになると、

1.辛くても途中で投げ出さないようになる

=「やらない力」

2.勉強や早寝早起きなど、正しいことをするようになる

=「やる力」

3.志望校・将来の夢などの目標を立てる

=「望む力」

で動くようになります。
とは言え、自己コントロールと聞くと我慢することが増えるような気がしませんか?そうです、我慢が必要です!(笑)
ですがこの「我慢」には2種類あります。それについてはいずれまたお話ができればと思いますが、子どもの「つい」を私たちの「つい」と照らし合わせ、「つい」叱ってしまうことのないように努めたいものですね。

これ、すぐカーっとなってしまう私にはなかなか出来ないことでして・・・。このnoteの内容にお心当たりのあるお母様がいれば、ぜひ一緒にがんばらせていただけたら心強いな~なんて勝手に思っています(苦笑)。
本日も長々と大変失礼致しました。
また最後までご一読いただき、ありがとうございました。 今週も頑張っていきましょう!
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